子育て

別名:不機嫌病!?うつる?外出はOK?初めての【突発性発疹】の乗り越え方

アイキャッチ

こんにちは!
現在、3人目を妊娠中のおしずママです。

先日、我が家の次女キューが突然の発熱!

とにかく食べることが大好きで、何でも良く食べ、姉の少々手荒な扱いにも動じないどっしり健康優良児の次女キューがなんの前触れもなく急に40度近い高熱を出しました…!

でも、鼻水も出てなければ咳もしていない。下痢もなし。

あれ?風邪じゃない??

最初こそ急性中耳炎を疑ったりしましたが、しばらく様子を見ているうちにハッとする私…。

も、もしや…これは噂の突発性発疹では!?

↑めっちゃ焦ってる感 出してますが、実際 全然慌てるような病気ではないのでご安心をw

 

今回は、赤ちゃんの初めての発熱に多いと言われる 突発性発疹 の病床記録(笑)と、普段の生活から自然療法をゆる〜く取り入れる我が家がどう乗り切ったか?をご紹介したいと思います。

突発性発疹の始まりは こんな症状

H2画像とある朝。寝起きの悪い私が一瞬で目が覚めるくらいに熱い次女キューの体。

熱を計らずとも分かる異常な体温の高さに慌てて起き、急いで体温計を持ってくると…

38.8℃

熱なんて滅多に出さない次女キューの突然の発熱に驚きましたが、不思議なのは鼻水・咳などの風邪症状はナシ、そしてなにより機嫌も良いし、食欲もある…

前日もいつもと変わった様子はなく、通常通りの時間にすんなり就寝していました。

 

我が子の場合、大抵は

  • ふつうの風邪…鼻水が出始めて、進行すると咳も。(ほぼ、ここで止まって次第に快方に向かう)さらに悪化すると発熱
  • 慢性/急性中耳炎…鼻水が出始めて、機嫌が悪くなり急性までいくと痛みを訴えたり発熱

こんな感じなのですが、今回はどちらでもなさそう。

とりあえず、熱が高く体に負担がかかっているのは確かなので、朝食はクタクタに煮た野菜を混ぜたお粥にすると…

いつも通りペロッと完食。

多少安心しつつも、長女ホチがちょうど今のキューと同じ年頃にRSウィルスによる高熱から脱水&栄養失調で衰弱し入院した苦い過去があるので、常備していた乳幼児用のイオン飲料をこまめに飲ませ、引き続き様子を見ることに。

朝食後しばらくして、怠そうだったので布団に置くとすぐに寝てしまい、やっぱり体がしんどいのかな…と思っていたところ、1時間ほどで泣いて起きたので熱を計ってみると

39.5℃

熱は、順調に上昇…!

それからは熱で体力を奪われるのか、抱かれていてもぐったりとしている次女キュー。

こんな感じで、朝は比較的いつもと変わらない様子だったものの、夜になるにつれジワジワと熱が上がり、どんどん元気もなくなっていきました。

保育園や幼稚園の登園はどうしよう?

発熱している間は、もちろん保育園も幼稚園もお休みになりますが、
こどもって38℃台くらいだと案外ケロッとしていて元気だったりするんですよね。

熱が下がり始めると「だいぶ元気になってきてるし、いつから登園させて大丈夫かな?」と、ママも思いますよね!

厚生労働省による感染症による出席停止期間のガイドラインでは、「熱が下がってからも1日はお休みして、解熱後2日以降に体調が良ければ登園可能」とされています。

病み上がりはこどもの体力も低下していて疲れやすかったり、いつものような本調子とはいかないもの。
熱が下がった後も、1日はおうちで様子を見て、食欲が戻りしっかり眠れて元気があるようなら翌日から登園しましょう♪

突発性発疹はうつる?病院を受診するタイミングと目安は?

H2画像今回発熱から発疹がひくまで、病院は一度も受診しませんでした。

理由は、熱が下がり発疹が出てきた時点で、 突発性発疹 であることは確信していましたが、鼻水や咳が酷く苦しそうにしているわけでもなく、また発疹が痒みや痛みを伴うわけでもなく、ただ熱が高いだけだったので、病院に行ったとしても解熱剤を処方してもらうくらいだとわかっていたからです。

突発性発疹は、ヒトヘルペスウイルス6型または7型に感染することで発症し、予防法や特効薬はない自分の免疫力で自然治癒する病気です。

大体3歳までにかかると言われ、一度感染したら抗体ができるので大人や突発性発疹にかかったことのあるこどもにはうつりません。

熱は、体内でウィルスや最近をやっつける為に必要なもの。
解熱剤で無理矢理下げようとすると、逆に、体内で治そうとする働きの妨げになるので、高熱であってもこどもの様子をしっかりと観察していれば家庭でのお手当てで自然と落ち着いてくると言われていますし、経験上もそうであることがほとんどです。

が、しかし!
こんな時は要注意です!

  • 40℃を超えた熱が続く
  • ぐったりして水分が摂れなくなる=脱水(長女ホチはこれで入院しました。こうなると呼吸も荒く顔が真っ赤になり、見るからにとても辛そうです)
  • 5分以上続く熱性けいれん
  • 意識が朦朧としている

こんな症状が見られたら、すぐに病院へ行くようにしましょう!

解熱剤についても、熱が高いために苦しそうで機嫌も悪く眠れない…なんて様子が見られたら、適宜使用してまずはこどもの体を楽にしてあげることも必要です。

以前、お話を聞いた薬剤師さんによれば「38℃台であっても、お子さんが熱で睡眠がとれなかったり、苦しそうであれば解熱剤をつかってあげて」とのことでした。

もし判断に悩んだら、小児科や【こども医療でんわ相談】に問い合わせて、アドバイスをもらうのもオススメですよ。

【こども医療でんわ相談 #8000事業】とは

休日や夜間のこどもの症状にどのように対処したら良いか、病院を受診したほうがよいのかなど判断に迷ったときに、小児科医師・看護師に電話で相談できるものです。
(厚生労働省HPより)

 

短縮番号#8000に電話をかけると各都道府県の窓口に繋がるので、落ち着いてこどもの病状を伝え「現状どうしたら良いか」をアドバイスしてもらいましょう。

我が家で実践した「お手当て」

H2画像
我が家では、普段から本当に必要な状況以外は、「とりあえずお薬に頼る」のではなく、まずはこどもの様子をしっかりと観察して、自然療法の知恵をかりながら おうちでケアをすることにしています。

我が家では「お手当て」と呼んでいるのですが、今回は鼻水や咳などの症状もなく高熱だけだったので、とにかく脱水を起こさないようこまめに十分な水分補給をしながら熱が自然に下がっていくのを待つことに。

自家製りんごジュース&麦茶で とにかく水分補給

水分はミネラルや栄養がありノンカフェインの物を与えます。
我が家では1日3回、皮をむいたりんご1個をすり下ろし、それをカーゼで絞ったりんご果汁を水と半々で薄めて与えました。
(市販のイオン飲料は最初こそ飲んでくれたものの、次第に人工的な味が気になるのか嫌がるように…。)

絞ったりんご果汁は自然の甘みながらとても濃く美味しいので、グビグビ飲んでましたね。笑

朝昼晩以外の、日中・夜間の水分補修は麦茶で、とにかくこまめにを徹底しました。

栄養満点の玄米スープ

高熱で食欲が落ちている時 = 体がエネルギーを消費する消化吸収を控えて体力を温存しようとしている証拠なので(犬や猫の動物もそうですよね)、無理に食事を与える必要はありませんが、熱が落ち着いてきて食欲が出てきたら、消化しやすく栄養のあるものを少しずつ与えます。

我が家のイチオシは玄米スープ

玄米は、しっかり炒ると消化しやすくなり乳幼児でも胃腸に負担がかからず食べやすくなります。

長女ホチは、小腹がすくと炒り玄米をそのままポリポリとつまんでます。
香ばしくて、つい手が伸びちゃうんですよね。笑

それを、キャベツ、じゃがいも、にんじん、たまねぎと一緒に蒸し煮にして、塩少々を入れブレンダーで撹拌するだけ!

じゃがいもをさつまいもに変えると、より甘く子供にも食べやすいお味になりオススメです♪

豆乳でのばしてポタージュのようにすれば、大人のおかずとしても美味しい!

【おまけ】熱の苦しさを和らげる キャベツ・青菜枕

熱を緩やかに下げるために、自然療法では豆腐湿布(豆腐パスター)が良いと言われていますが、これ実際にやってみると、意外にも結構しっかり冷えて熱取り効果が高いんです!

侮りがたし豆腐パワー。

というわけで、乳児にはちょっと注意が必要なので1歳2ヶ月の次女キューにはやめておいて、別の方法を…と思い、キャベツまくらをやってみたところ、、

秒で嫌がり放り投げられ、あっけなく失敗。笑

なので、熱が上がりきったところで、部屋は暖かく加湿はしっかり、着ているものを薄着にして体温調整して過ごしました。

これが別名:不機嫌病か…ひどいグズりの対処法

H2画像さて、発熱から3日が過ぎ熱もだんだんと下がってきて一安心…したのも束の間。

私は知らなかったのです…
この病気の本番はここからだと言うことを…(怯)

というのも、長女ホチが突発性発疹をやらなかったので、私にとっても今回が初めての経験。

次女キューの熱が下がり始めて「あぁ、よかった」と少しほっとしたその夜。

今までにないレベルのとんでもない夜泣き(1時間半コース)を一晩で2度披露され、「一体何がどうしてしまったのだ。」と寝不足の頭を抱え、途方に暮れる私の姿がそこにはありました…。笑

そして、満を持して出現しだした無数の発疹たち。

よくよく調べてみると、突発性発疹は別名 不機嫌病とも言われるらしく、熱が下がって発疹が出る時に多くの子が「とにかく不機嫌」になるのだそう。

発疹は痒みや痛みが伴うわけではないので、不機嫌になる原因は不明らしいのですが、
そうは言っても、これだけ人が変わったようにキレ散らかしてる我が子を、平常心で放って置くことなんてできないですよね、、っていうか、「どうにかしてくれ」の一言…。

結局、次女キューの場合は2日間この不機嫌が続き、手のつけられない夜泣きを二晩繰り広げた末、「え、この子このままわけのわけのわからないキレ方をする気性の荒い子になったりしませんよね……?」と、私が謎の不安にかられ始めたところで、発疹は治まりだし機嫌も元に戻っていきました。…ほんとよかった。泣

不機嫌病によるひどいグズりを経験してみてわかった対処法は、ひとつ。

受け入れて見守る。(無の心で)

これだけです…。
スミマセン…

親とはなんと無力なもんでしょうか。。
あの不機嫌を落ち着かせようと、あれやこれやと奮闘した結果、導き出された答えがコレ。
しかし、本当にこれに尽きるんですよね…。うぅ…

強いて言うならば

突発性発疹は、別名 不機嫌病とも呼ばれ、発疹が出る頃にとんでもなく機嫌が悪くなり、1日中理不尽なキレ方をして大泣きする等の行為を繰り返す場合があります。
夜泣きも、本人の気が済むまで何時間も泣き叫ぶこともあるので、発疹が治まるまでは夜勤体制も覚悟の上、整えておくのが良いでしょう。
こちらがどんなに手を尽くしても、まったく響かず心が折れかけるかもしれませんが「そういうもんだ」と思ってやり過ごす心構えが必要です。

とでも、どこかの医学書やサイトに書かれていれば、こちらもある程度の心の準備ができ、気の持ちようも随分変わると思うのですが、私はそれを発見することなく(そもそもそんな情報たぶん探しても見つからないw)、不機嫌病を丸腰で迎え討ってしまい大変な目にあったため、最後になりましたが最重要事項として、それを記しておきたいと思います!

「ふざけてるのか」って感じですが、突発性発疹の乗り越え方で、個人的にはこれが一番の肝だった気がします。笑

まとめ

  • 突発性発疹は発熱の対処がメイン。慌てずに、まずはこどもの様子を見よう
  • パパママにはうつらないので安心を◎感染したことのない3歳未満の兄弟は要注意!
  • 登園は、熱が下がって2日目以降から。食事もとれて体調が良さそうならOK
  • 熱が高いうちは、とにかくこまめに水分補給!食欲が戻ったら消化の良い食べ物を
  • 解熱後の不機嫌は、「そういうものだ」と心得て、心を無にして乗り切ろう!

突発性発疹は怖い病気ではありませんが、わかっていても、やっぱり初めての高熱には慌ててしまうもの。
赤ちゃんの様子をしっかり見て、落ち着いて発熱に対処しながら、仏の心で不機嫌モードをやりすごしつつw、親子で乗り越えましょう!